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2025.06.16 デザインの話

Webサイトの理想を形にするために/デザインイメージの伝え方ガイド

Webサイトの理想を形にするために/デザインイメージの伝え方ガイド

目次


はじめに:制作会社と「理想」を共有することの大切さ
自分の好みを可視化する:まずは「好き」を集めよう
伝え方の工夫:言葉だけでなく、ビジュアルも活用する
参考にしたい具体的な情報とは?
伝えすぎないバランス感も大切に
まとめ:一緒に作り上げるという気持ちで


はじめに:制作会社と「理想」を共有することの大切さ

Webサイトをつくる時に、「こんな感じにしたいな」という理想やイメージを思い描く方は多いと思います。でも、そのイメージを制作会社にうまく伝えるのは、案外難しいものです。どこまで伝えたらいいのか、どんな言葉を使ったらいいのかと悩むこともあるかもしれません。けれど、伝え方を少し工夫するだけで、制作側とのすれ違いを減らし、自分が求めるデザインにぐっと近づけることができます。この記事では、Webサイトのデザインイメージを制作会社に伝えるためのヒントをご紹介します。


自分の好みを可視化する:まずは「好き」を集めよう

まず大切なのは、自分が「どんなWebサイトが好きか」を知ることです。言葉で説明するのが難しい場合でも、視覚的に「こんな雰囲気が好き」「こういう動きが気持ちいい」と感じたサイトをいくつかピックアップしておくと、それだけで大きなヒントになります。

たとえば、「色づかいが柔らかくて安心感がある」「写真が大きくて見やすい」「メニューの動きがスムーズで心地よい」など、気になった点を簡単にメモしておくと、後からの説明がしやすくなります。PinterestやNotion、スクリーンショットをまとめるフォルダなどを使って、自分だけの「好きリスト」をつくるのもおすすめです。


伝え方の工夫:言葉だけでなく、ビジュアルも活用する

Webのデザインは「見た目」が大切なので、言葉だけでなく、画像や参考URLも一緒に伝えるとより具体的になります。「柔らかい雰囲気」と言っても、人によって思い浮かべるものは違うため、ビジュアルの共有は誤解を防ぐ大きなポイントです。

また、レイアウトのイメージや色の組み合わせなど、自分で描いたラフスケッチや簡単な図でも、意外と伝わることがあります。「プロに見せるには恥ずかしい」と思う必要はありません。自分のイメージを伝える手段として、手描きも立派なツールです。


参考にしたい具体的な情報とは?

制作会社に伝えると役立つ情報は、以下のような内容です。

参考サイト(その中のどこが好きか。も明記)
ターゲット層(誰に見てもらいたいか)
使用したい色やフォントの雰囲気
使用したい写真やイラストの有無
必要なページ構成や機能(例:お問い合わせフォーム、ブログ機能など)
逆に「これは避けたい」と思う要素

これらを整理して伝えることで、制作側も方向性を明確に持って進めることができます。


伝えすぎないバランス感も大切に

一方で、あまりにも細かく指示を出しすぎると、制作側のクリエイティブな提案がしづらくなってしまうこともあります。自分のこだわりと、制作側の提案力とのバランスをうまく取ることが大切です。たとえば「こういう印象にしたいけれど、方法はおまかせします」という伝え方も効果的です。プロの視点で、より良い案が出てくることもありますので、少し余白を残しておくのもひとつのコツです。


まとめ:一緒に作り上げるという気持ちで

Webサイトの制作は、依頼する側と制作する側の「共同作業」です。理想を一方的に伝えるのではなく、「一緒にいいものを作っていく」という気持ちで向き合うと、コミュニケーションもスムーズになりますし、結果として納得のいくサイトに近づきます。今回ご紹介した方法をヒントに、ぜひあなたの「こうしたい!」を上手に伝えてみてください。きっと、その思いがデザインに反映され、素敵なWebサイトができあがるはずです。