なぜ私たちは「提案型デザイン」にこだわるのか

目次
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提案型デザインとは何か
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受け身ではなく「共創」を目指す姿勢
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課題解決の先にある価値を見据える
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表面的な美しさを超えた意味あるデザイン
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提案型デザインが生む信頼と持続的パートナーシップ
提案型デザインとは何か
私たちが考える「提案型デザイン」とは、単に依頼された内容を形にするだけでなく、「何が本当に必要か」「どんな表現が最適か」を共に考え、導き出していく姿勢です。デザインは美しさを整える作業ではなく、課題に応え、価値を創出するための手段です。だからこそ、表層的な指示通りの制作にとどまらず、一歩踏み込み、依頼者と同じ目線でゴールを見つめるデザインを私たちは大切にしています。
受け身ではなく「共創」を目指す姿勢
「提案型デザイン」の根底には、クライアントとの共創の意識があります。私たちは、ただ言われた通りのものを作ることはしません。なぜなら、依頼の背景には必ず目的や想い、解決したい課題があるからです。それを正しく理解し、ときには見えていなかった課題まで掘り起こし、提案という形で返すことが、本当の意味での価値提供だと信じています。受け身でなく、主体的にアイデアを出し、対話を重ねること。それが私たちのスタンスです。
課題解決の先にある価値を見据える
私たちは、デザインを単なる課題解決の手段に留めません。大切なのは、その先にどんな価値を届けられるかです。たとえば、ロゴデザインであれば視覚的な美しさだけでなく、見る人の記憶に残る強さ、理念や活動の方向性を伝える力を持たせたいと考えます。パンフレットであれば情報を整えるだけでなく、行動を促す導線設計や、読んだ後の印象にまで配慮します。提案型デザインとは、目の前の課題を超えたところに本質的な価値を見出す営みだと私たちは考えています。
表面的な美しさを超えた意味あるデザイン
「見た目がきれい」「流行のデザインでおしゃれ」だけでは、持続的な成果にはつながりません。提案型デザインでは、なぜその色なのか、なぜその書体なのか、なぜその構造なのか、一つひとつに理由があります。私たちは、誰に、どんな想いを届け、どんな行動を生むのかまで含めて設計し、意味のあるデザインに仕上げることを心がけています。そのためにリサーチやヒアリングを徹底し、根拠ある提案をすることがプロの責任だと捉えています。
提案型デザインが生む信頼と持続的パートナーシップ
提案型デザインの先にあるのは、単なる受発注の関係ではなく、パートナーシップです。私たちは、長期的にブランドや事業の成長を支えられる存在でありたいと考えています。そのため、短期的な成果だけでなく、中長期的な視点を持ち、変化する課題に対しても柔軟に新たな提案を続けます。対話と提案を重ねることで、クライアントの信頼を得、その信頼がさらなる良いデザインを生む――その好循環こそ、私たちが「提案型デザイン」にこだわる理由です。