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2025.10.23 その他

ホームページ維持費の内訳と相場を徹底解説

ホームページ維持費の内訳と相場を徹底解説

企業や店舗がホームページを公開すると、制作後にも一定の費用が発生します。それが「ホームページ維持費」です。ホームページは作って終わりではなく、安定稼働・安全性・集客力を維持するために、定期的な運用と管理が必要です。しかし、多くの企業が「維持費の内訳が分からない」「なぜ毎月費用がかかるのかが不透明」と感じています。

実際、維持費にはサーバーやドメインといった基本的な運用コストだけでなく、セキュリティ対策、システム更新、トラブル対応、SEO改善など多岐にわたる業務が含まれます。これらを怠ると、サイトの表示エラーや情報漏洩、検索順位の低下など、企業の信頼や売上に直結する問題を招く可能性があります。つまり、維持費は単なる経費ではなく、ホームページを「資産」として成長させるための継続的な投資なのです。では、具体的にどのような項目に費用が発生し、どのくらいが相場なのか。ここからは、その内訳と考え方を詳しく解説していきます。

ホームページ維持費とは、サイト公開後に必要となる運用・管理・更新・保守などにかかる費用の総称です。
単にサイトを「置いておくだけ」でも、サーバー代・ドメイン更新・セキュリティ証明書などの固定費が発生します。

ホームページは企業の顔であり、24時間稼働する営業担当のような存在です。
そのため、安定運用と継続的な価値提供のためには、定期的なメンテナンスと費用投下が欠かせません。

維持費が必要な理由

ホームページの維持費が必要なのは、主に以下の理由によります。

  1. 1.公開環境の維持:サーバーとドメインの契約を続けなければ、サイトが表示できなくなる。
  2. 2.安全性の確保:ハッキング・マルウェア感染などの脅威を防ぐために、常に最新のセキュリティ対策が必要。
  3. 3.最新技術への対応:ブラウザやスマートフォンの仕様変更にあわせて、サイトの動作確認・修正を行う必要がある。
  4. 4.情報更新:新着情報・商品追加・人事異動など、企業の変化に応じてコンテンツを更新し続ける必要がある。

つまり、維持費とは「安心・信頼・成果を持続するためのコスト」であり、単なる支出ではなく企業価値を守る投資です。

維持費は投資として考える

ホームページの維持費は、経費ではなく投資的費用と考えることが重要です。
なぜなら、サイトの安定稼働やSEOの継続施策は、顧客獲得やブランド力に直接影響するからです。

たとえば、月3万円の保守契約をしていても、そこから得られる問い合わせが1件10万円の商談につながれば、十分に費用対効果が見込めます。
また、適切なメンテナンスによって障害を未然に防げば、トラブル対応コストを大幅に削減できます。

このように、維持費とは「サイトを成長させるための投資」であり、長期的な視点で予算を考えることが理想です。

ホームページ維持費の内訳

ホームページ維持費は、多くの企業で月額5,000円〜5万円以上と幅があります。
この差は、管理内容と運用体制によるものです。

ここからは、維持費の内訳を1つずつ詳しく見ていきましょう。

サーバー費用

ホームページを公開するには、サーバー(インターネット上の保管場所)が必要です。
サーバーには大きく分けて「共用」「VPS」「専用」「クラウド」の4タイプがあり、料金も異なります。

レンタルサーバーの種類と価格

  1. 1.共用サーバー:1契約で複数のサイトが同じ環境を共有します。月額1,000円前後と低コストですが、アクセス集中時の速度低下が起きやすいです。
  2. 2.VPS(仮想専用サーバー):自社で設定をカスタマイズ可能。月額2,000〜5,000円程度で、技術的自由度が高い。
  3. 3.専用サーバー:1台を自社専用で使用。月額10,000円以上。大規模サイトやECサイトに最適。
  4. 4.クラウドサーバー(AWS・さくらのクラウドなど):アクセス量に応じて料金が変動。月額5,000〜30,000円程度。安定性と柔軟性に優れる。

企業規模や更新頻度に合わせて選ぶことで、コスト最適化とパフォーマンス向上の両立が可能です。

自社に合ったサーバーの選び方

中小企業では「共用サーバー」か「クラウド型」が主流です。
ポイントは以下の3点です。

  1. 1.月間アクセス数(PV)が10,000未満なら共用で十分。
  2. 2.50,000PVを超える場合はクラウド型に切り替える。
  3. 3.CMS(WordPressなど)を利用するなら、PHP・MySQLに対応していることを確認。

また、サーバーの信頼性を見るには「稼働率99.9%以上」「自動バックアップ機能」「サポート対応時間」などを確認します。

ドメイン費用

ドメインは、インターネット上の住所のようなものです。
たとえば「example.com」や「company.jp」など、企業の信頼性を示す重要な要素です。

ドメインの種類と価格差

  • ・.com:年間1,000〜2,000円程度(最も一般的)
  • ・.jp:年間3,000〜5,000円程度(日本企業向け)
  • ・.co.jp:年間5,000〜8,000円程度(法人専用)
  • ・.org/.net/.biz:年間1,000〜3,000円程度

企業の多くは、法人専用の「.co.jp」ドメインを使用しています。
これにより、顧客からの信頼性を高めることができます。

独自ドメインのメリット

無料ブログや無料CMSのサブドメインでは、信頼性・ブランド力が弱くなります。
独自ドメインを取得すると、以下の利点があります。

  • 検索エンジンの評価を自社で蓄積できる
  • 名刺や広告などで統一感のあるブランド表現ができる
  • ドメインメール(@自社ドメイン)を使用できる

つまり、独自ドメインは企業ブランディングの基盤であり、維持費として支払う価値があります。

SSL証明書費用

SSL証明書とは、Webサイトとユーザーの通信を暗号化する仕組みのことです。
Googleは2018年以降、すべてのサイトにSSL化を推奨しており、未対応サイトは「保護されていません」と警告表示されます。

無料SSLと有料SSLの違い

  • 無料SSL(Let’s Encryptなど):費用0円。個人サイトや小規模事業者に最適。自動更新機能もあるが、サポートは限定的。
  • ・有料SSL(企業認証・EV証明書など):年間5,000〜50,000円。証明書発行に企業確認が入り、信頼性が高い。

特にECサイトやフォーム送信を伴う業種では、有料SSLが推奨されます。
セキュリティとブランド信頼性の両面で、有料SSLは価値ある投資です。

セキュリティレベルの選択

SSLには3段階の認証レベルがあります。

  1. 1.DV(ドメイン認証):個人・小規模サイト向け
  2. 2.OV(企業認証):法人の身元確認あり
  3. 3.EV(拡張認証):金融・公的機関レベルの信頼性

会社の業種や取扱情報に応じて、適切なSSLを選ぶことが重要です。

CMS利用料

ホームページを管理するシステム(CMS:Content Management System)にも費用が発生します。
WordPressは無料ですが、有料テーマ・プラグインを導入する場合、年間1万〜3万円程度のコストがかかります。

企業向けCMS(Movable Type、a-blog cmsなど)は、ライセンス料として年間5万〜10万円前後。
SaaS型(Wix・STUDIOなど)は月額1,000〜3,000円が一般的です。

CMS費用を軽視すると、更新作業の効率が落ち、運用コストが逆に増えることもあります。
長期的に使いやすいCMSを選ぶことが、最も費用対効果の高い選択です。

更新・修正費用

ホームページの更新や修正は、日々の運用の中で最も頻繁に発生する作業です。
文章の追加・画像の差し替え・キャンペーンバナーの掲載など、情報を最新化するための作業を指します。

企業サイトでは、平均して月3〜5回程度の更新依頼が行われています。
内容によっては5分で終わるものもあれば、レイアウト調整を伴う1時間以上の作業になることもあります。

一般的な相場としては、以下のようになります。

  • ・テキスト修正:1回あたり1,000〜3,000円程度
  • ・画像差し替え:1枚あたり1,000〜2,000円程度
  • ・ページ追加(1P単位):10,000〜30,000円程度
  • ・バナー制作:1枚5,000〜15,000円程度

月額保守契約をしている場合、これらが一定範囲内で「無料対応」となるケースもあります。
そのため、更新頻度が高い企業ほど定額保守プランの導入がコストを抑える鍵になります。

また、CMS(WordPressなど)を導入していれば、ある程度の更新を自社で行うことも可能です。
ただし、HTML構造を誤って崩すリスクもあるため、「デザイン・機能の変更は制作会社に依頼する」というルールを明確にしておくと安心です。

保守管理費用

保守管理とは、ホームページを安全に稼働させるための定期メンテナンスを指します。
これは、サーバーやシステムの裏側を見えない部分で支える重要な作業です。

多くの企業が「制作会社の保守契約(月額1〜5万円程度)」を結んでいますが、その内訳を正しく理解している担当者は意外と少ないです。
ここでは、保守業務の代表的な3要素を紹介します。

セキュリティ対策

Webサイトは常にハッキングや不正アクセスのリスクにさらされています。
特にWordPressサイトは、世界的に利用されているため攻撃対象になりやすく、定期的な脆弱性対応が必須です。

セキュリティ対策には、次のような作業が含まれます。

  • ・CMS・プラグイン・テーマのバージョン更新
  • ・不正アクセスログの監視と遮断設定
  • ・ウイルス・マルウェア検知システムの導入
  • ・パスワードポリシーの見直しと運用

費用相場は、月額5,000〜20,000円前後です。
もし不正アクセスで改ざんが起こると、サイト停止や情報漏洩対応に数十万円の損害が発生することもあるため、保険的費用として必須の項目です。

バックアップ

バックアップは、サーバートラブルや操作ミスに備えてデータを定期保存する仕組みです。
これを行っていないと、1回のエラーでサイトが完全に消失することもあります。

通常は、1日1回〜週1回の自動バックアップを設定します。
制作会社が管理する場合、バックアップデータを別サーバーにも保存し、万一の障害時には即時復旧できるように備えます。

月額費用の目安は3,000〜10,000円。
「バックアップからの復元費用」は別料金(1回5,000〜30,000円程度)となるケースが多いため、契約内容を事前に確認しておくと良いでしょう。

システムメンテナンス

ホームページのシステムは、年月とともに外部環境の変化に影響を受けます。
PHPやMySQLなどのプログラムバージョンが古くなると、突然エラーが出ることもあります。

たとえば、WordPressが最新バージョンに対応していても、サーバー側のPHPが古ければ正常に動作しません。
こうしたトラブルを防ぐために、定期的な動作確認と環境アップデートが必要です。

月額のメンテナンス費用は5,000〜20,000円程度が一般的です。
この作業を怠ると、結果的に「修復対応費」で高額な出費を強いられることがあります。

集客・運用費用

ホームページは作って終わりではなく、「運用して育てる」ものです。
デザインや構造を維持していても、集客施策を行わなければ成果は出ません。

このため、企業によっては「集客費用」を維持費の一部として組み込んでいます。

SEO対策費用

SEO(検索エンジン最適化)は、継続的に行うことで効果が表れます。
月額で20,000〜100,000円程度が相場であり、対策範囲によって大きく異なります。

SEO費用に含まれる主な作業は以下の通りです。

  • ・キーワード分析と戦略立案
  • ・内部リンク構造の最適化
  • ・meta情報(title・description)のチューニング
  • ・コンテンツ制作・リライト
  • ・アクセスレポートの作成と改善提案

一度上位表示されたキーワードも、競合の動きによって順位が変動するため、定期的なチューニングが不可欠です。

Web広告費用

Google広告・Meta広告(旧Facebook広告)・Instagram広告などを活用する企業も増えています。
これらは「維持費」というよりも、「集客費」として予算化されるケースが一般的です。

広告費の目安は以下の通りです。

  • 検索広告(Google Ads):月額50,000〜300,000円
  • ディスプレイ広告:月額30,000〜200,000円
  • SNS広告(Meta/Instagramなど):月額20,000〜150,000円

運用代行を依頼する場合は、広告費に加えて運用手数料(広告費の20%前後)が発生します。
広告の効果を維持するためには、ターゲットやクリエイティブを定期的に改善することが必要です。

アクセス解析費用

アクセス解析は、サイト運用における意思決定の基盤です。
Google AnalyticsやSearch Consoleなどの無料ツールもありますが、データを分析して改善提案を出すには専門的な知識が必要です。

そのため、多くの企業が「月次レポート+改善提案」を含む運用サポートを依頼しています。
費用は月額10,000〜50,000円前後が相場です。

この作業を継続することで、「数字に基づいた戦略的運用」が可能になります。
たとえば、「どのページがコンバージョンを生んでいるか」「離脱率が高い要因は何か」を明確にできれば、更新・集客施策の優先順位が見える化します。

ホームページ維持費の相場

ここまで紹介したように、ホームページ維持費は構成要素が多岐にわたります。
すべてを内製化する企業もあれば、制作会社や代理店に外部委託するケースもあります。

この章では、一般的な費用相場を運用形態別に紹介します。

自社で管理する場合(月額5,000円程度)

ドメインとサーバーを自社契約し、WordPressを自分で管理する場合、最低限の維持費は月額5,000円前後です。

内訳は以下の通りです。

  • ・ドメイン:年間3,000〜5,000円(約月額400円)
  • ・サーバー:月額1,000〜2,000円
  • ・SSL証明書(無料)
  • ・自社スタッフによる更新・修正:人件費換算で月2,000〜3,000円程度

ただし、社内にWeb担当者がいることが前提です。
CMSやサーバーに不具合が生じた場合、自社で対応できないとトラブルが長期化する恐れがあります。

コストは抑えられますが、技術的リスクを自社で負担する運用方法です。

外部委託で最低限の管理(月額1〜2万円)

小規模企業や店舗で多いのがこのタイプです。
制作会社やフリーランスに保守・更新を委託し、ドメインとサーバーの契約をまとめて任せるパターンです。

月額1〜2万円のプランでは、以下のような内容が含まれることが多いです。

  • サーバー・ドメイン契約代行
  • 軽微な更新(月1〜2回)
  • CMSの定期更新・セキュリティ管理
  • 簡易バックアップ

手間をかけずに最低限の安全性を確保できるため、Webに詳しくない事業者に最適です。
ただし、デザイン変更やSEO改善などは別料金となる場合が多いため、契約前に範囲を明確にしておく必要があります。

しっかりとした管理を依頼(月額2〜5万円)

より安定したホームページ運用を求める企業は、月額2〜5万円程度の保守契約を選ぶケースが多くなっています。
この価格帯では、単なる「維持」ではなく、品質管理と改善提案を含めた運用支援が行われます。

一般的なプラン内容は以下の通りです。

  • ・サーバー・ドメイン・SSL管理(自社名義での契約代行含む)
  • ・CMS・プラグインの定期更新と検証
  • ・セキュリティ監視・バックアップ体制の強化
  • ・月次アクセスレポートの提出
  • ・軽微な修正対応(月3〜5回まで無料)
  • ・改善提案(デザイン・SEO・UI視点)

この範囲で契約しておくと、トラブル時に即対応でき、サイト停止やデータ損失のリスクを最小限に抑えられます。
また、レポートや改善提案を受けることで「運用型サイト」として育てる視点が持てる点も大きなメリットです。

特に法人サイトやBtoBサービスでは、信頼性・安定性を維持するために月2万円以上の保守契約が標準となっています。

集客に力を入れる場合(月額5万円以上)

本格的にWeb集客を強化する場合、維持費にマーケティング・コンテンツ制作・広告運用を含める必要があります。
この場合、月額5万円以上、時には10万円を超えることも珍しくありません。

たとえば、以下のような施策を継続的に行う企業です。

  • ・SEOコンテンツの追加・リライト(週1〜2本)
  • ・SNSやブログを活用した情報発信支援
  • ・Google広告・Meta広告の運用代行
  • ・定期的なヒートマップ分析とUX改善
  • ・新規キャンペーンページ(LP)制作

これらの運用は単体では高額に見えますが、問い合わせや売上増加に直結する費用対効果の高い投資です。
特にオンライン集客を主軸にする企業では、「維持費=成長コスト」と捉える視点が欠かせません。

自社管理と外部委託の比較

維持費の考え方で悩む企業は、「自社で運用するべきか」「外部委託すべきか」という判断に直面します。
どちらにもメリット・デメリットがあり、企業の規模や目的によって最適な選択が異なります。

自社管理のメリット・デメリット

メリット

  1. 1.コストを大幅に抑えられる(サーバー・ドメイン費用のみ)
  2. 2.更新作業をすぐに行える(スピード感がある)
  3. 3.社内ナレッジが蓄積する

デメリット

  1. 1.技術的トラブルに対応できないリスクが高い
  2. 2.SEOやセキュリティ知識が不足しやすい
  3. 3.保守・管理の属人化によって運用が不安定になる

自社内で担当者が頻繁に入れ替わる場合や、ITスキルに不安がある場合は、外部委託を組み合わせるハイブリッド運用が現実的です。

外部委託のメリット・デメリット

メリット

  1. 1.プロの知見による安定運用が可能
  2. 2.セキュリティ・SEO・法改正対応などを任せられる
  3. 3.社内リソースを本業に集中できる

デメリット

  1. 1.毎月のコストが発生する
  2. 2.緊急時に対応スピードが遅れる場合がある
  3. 3.契約範囲外の作業が別途費用となる

信頼できる制作会社をパートナーとして選ぶことが、外部委託成功の鍵です。
単に「安い会社」ではなく、「レスポンス・提案力・継続支援体制」を重視しましょう。

判断基準の考え方

自社運用と外部委託の判断基準は、サイトの目的と規模です。

  • コーポレートサイト(10〜20ページ) → 外部委託+部分的自社更新
  • ECサイトやWebサービス → 外部委託+専任担当制
  • 小規模店舗サイト(1〜5ページ) → 自社運用でも可(ただし保守サポート契約を推奨)

また、「社内でできること」「任せたいこと」を明確に分け、作業分担表を作ると運用が安定します。

ホームページ維持費を抑えるコツ

維持費を安くしたいという相談は非常に多くあります。
しかし、無理なコスト削減は品質低下やトラブルを招く恐れがあります。
ここでは、品質を落とさずに維持費を抑える5つの方法を紹介します。

サーバーとドメインは自社契約する

制作会社経由で契約すると、代行手数料が上乗せされる場合があります。
可能であれば、サーバーとドメインは自社名義で契約し、更新権限を自社が持つ形が理想です。

たとえば、さくらインターネットやロリポップ、Xserverなどでは、法人でも簡単に契約・更新が可能です。
自社契約にすることで、「ドメインの所有権トラブル」も防げます。

更新頻度に合わせて契約形態を選ぶ

更新作業が少ない企業は、月額定額よりもスポット依頼(都度請求)の方が安く済む場合があります。
逆に、週1回以上更新する企業は定額契約の方がトータルコストを抑えられます。

制作会社によっては「チケット制」や「月○時間まで対応」といった柔軟なプランもあります。
運用実態に合わせた契約を選ぶことが、無駄のない維持費につながります。

CMSで自社更新できる範囲を増やす

WordPressやa-blog cmsなど、CMSを導入すれば、テキストや画像の変更を自社で行えます。
「スタッフ紹介ページ」「お知らせ」などの頻繁に変わる情報は、社内担当者が更新できるようにしておくとコスト削減につながります。

ただし、デザインテンプレートやプログラム部分には触れないように注意し、担当範囲を明確化しておくことが大切です。

無料ツールを活用する

アクセス解析はGoogle Analytics、順位チェックは無料のSEOツールなど、無料で利用できるツールが多数あります。
これらを上手に使えば、外部に運用を委託しなくても基本的な分析・改善は自社で対応可能です。

ただし、データの読み取りと活用には一定の知識が必要なため、年に数回は制作会社のアドバイスを受けるとより効果的です。

補助金制度を利用する

中小企業や個人事業主向けに、「IT導入補助金」や「小規模事業者持続化補助金」を活用できる場合があります。
これにより、ホームページ制作・改修・保守費用の最大2/3が補助されるケースもあります。

特にリニューアルやセキュリティ強化のタイミングでは、補助金の対象になりやすいです。
制作会社が申請サポートを行っている場合もあるため、事前に相談してみると良いでしょう。

維持費決定時の注意点

最後に、維持費を決定する際の重要な注意点を紹介します。
契約書や見積書をよく確認しないまま進めると、思わぬトラブルになることがあります。

無料の制作会社には注意が必要

「無料でホームページを制作します」「維持費だけでOK」という業者には注意が必要です。
こうしたプランは、ドメインやサーバーの所有権を業者が持つケースが多く、解約するとサイトが消えるリスクがあります。

また、独自ドメインで運用できず、「○○.web1234.jp」などのサブドメインで制限される場合もあります。
短期的には安く見えますが、長期的に見ると企業の資産を業者に預けていることになります。

契約時は必ず、「ドメイン・サーバーの名義」「契約解除後のデータ譲渡条件」を確認しましょう。

サポート内容を明確に確認する

同じ「保守契約」という名称でも、内容は会社によって大きく異なります。
たとえば、以下の項目をチェックしておくと安心です。

  • ・更新対応の回数・範囲(テキスト・画像・ページ追加)
  • ・監視・バックアップの頻度
  • ・障害発生時の対応スピード(何時間以内か)
  • ・休日・夜間のサポート有無
  • ・解約条件・契約期間

これらを曖昧なまま契約すると、トラブル発生時に「そこは対象外です」と言われることもあります。
費用だけでなく、サポート範囲の明確化が何より重要です。

ドメインの所有権を確保する

ホームページの所有権トラブルで最も多いのが、「ドメインが業者名義になっている」ケースです。
ドメインは企業の信頼とSEO資産を蓄積する重要な資産です。

もし業者の契約で登録されていると、別会社に移管する際に「ドメインを譲渡できない」と言われることがあります。
そのため、契約時に「登録者名義(Registrant)」が自社になっているか確認することが必須です。

まとめ

ホームページ維持費は、単なる経費ではなく企業の信頼・ブランド・集客を守るための投資です。
維持費の内訳を理解し、自社の運用スタイルに合った契約を選ぶことで、無駄を省きながら高品質なサイト運営が可能になります。

もう一度、維持費のポイントを整理します。

  1. 1.サーバー・ドメイン・SSLは基礎コスト
  2. 2.CMS・更新・保守が安定運用の要
  3. 3.集客・SEO施策が成果を生む
  4. 4.無料プランや他社名義契約には注意
  5. 5.維持費は「投資」として計画的に捉える

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  • ホームページ制作/リニューアル:企画・デザイン・構築・CMS導入
  • ・保守管理:サーバー・ドメイン・SSL・セキュリティ監視・バックアップ
  • ・運用改善:SEO・MEO・アクセス解析・UI改善
  • ・マーケティング支援:広告運用・SNS活用・記事制作

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