GRASPERS

”らしさ”を輝かせる
ブランディングデザイン会社

2025.07.14 デザインの話

紙を変えるだけで印象が3割変わる!素材選びがデザインを左右する理由

紙を変えるだけで印象が3割変わる!素材選びがデザインを左右する理由

 


「何を伝えるか」だけでなく「どう伝えるか」が大切

 

デザインというと、色やレイアウト、写真、フォントなど「見た目」に意識が向きがちですが、実はもうひとつ大切な要素があります。それが「素材」、つまりどんな紙に印刷するかという選択です。私たちGRASPERSでは、チラシや名刺、パンフレットなどの制作において、内容やデザインの方向性だけでなく「紙をどう選ぶか」も一緒に考えるようにしています。それによって、伝わり方は大きく変わってきます。

 

同じデザインでも紙が変われば印象はガラリと変わる

 

同じロゴ、同じ色、同じレイアウトの名刺でも、マットな質感の紙と光沢感のある紙では、まったく違う印象になります。マット紙は落ち着いた印象を与え、信頼感や誠実さを表現しやすく、グロス紙は華やかで勢いのあるイメージを演出してくれます。たとえば、クラシックな雰囲気を打ち出したい飲食店のメニューであれば、ざらっとした風合いの紙を選ぶことで、温かみや特別感がぐっと増します。

 

 

手に取ったときの“質感”が心を動かす

 

紙の厚みや手触りは、無意識のうちに私たちの感覚に働きかけています。「このショップカード、なんだか高級感がある」「このパンフレット、手触りが心地よくて読んでみたくなる」――そんな感想を引き出すのは、デザインだけでなく“質感”の力でもあるのです。触れた瞬間に感じる情報こそが、記憶や印象に残り、ブランドの価値そのものを伝えてくれる。そう考えると、紙選びは決して後回しにしていい要素ではないのです。

 

 

紙の種類と特徴、どう選び分ける?

 

では、紙にはどんな種類があるのでしょうか。代表的なものを少しだけご紹介します。

  • マットコート紙:光沢を抑えた上品な質感で、落ち着いた印象を与えます。文字が読みやすく、ビジネス用途にも◎。

  • グロスコート紙:つや感があり、写真やビジュアルの発色が美しい紙。イベントや商品紹介などにおすすめ。

  • 上質紙:筆記性に優れ、温かみのある紙。ナチュラルなブランドや、手書き風デザインとも相性が良いです。

  • ヴァンヌーボ紙:高級感のある手触りが特徴で、名刺や特別なパンフレットにぴったり。

このように、それぞれの紙には個性があり、デザインの目的や届けたい印象に応じて選び分けることで、より伝わる制作物に仕上がっていきます。

 

 

デザイン×紙素材の相性を一緒に考えます

 

GRASPERSでは、お客様と一緒に「どんな印象を持ってもらいたいか」「どんな場面で使われるものか」などを丁寧にヒアリングしながら、紙の提案も行っています。時には、実際に紙見本をお見せしながら手触りや厚みを比べていただくこともあります。「デザインのことはよくわからないけれど、ちゃんと伝わるものをつくりたい」そんな方でも大丈夫。紙という“静かな演出家”を味方につけて、一歩上の印象づくりをしてみませんか?