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ブランディングデザイン会社

2025.07.18 デザインの話

SNSで目立つバナーは何が違う?小さな工夫と設計のちがい

SNSで目立つバナーは何が違う?小さな工夫と設計のちがい


SNSで反応されるビジュアルとは

SNSの投稿で最初に目に飛び込んでくるのは、やはり画像やバナーです。ユーザーのスクロールを止めるのは、内容よりも“第一印象”。その中でも特にバナーは「見てもらえるかどうか」を左右する大事な要素です。ただ綺麗なだけではスルーされてしまう今、意識すべきなのは「タイムリーな空気感」と「ユーザーが反応しやすい設計」。それが、日々変化するSNSの世界で必要とされる“時事性”のあるデザインです。


“今っぽさ”を見抜く目線を持つ

トレンドは想像以上に速く移り変わります。使われるフォントや色味、配置のリズム感、キャッチコピーの言い回しまで、「どこかで見たことがある」デザインが増えてくると、それはすでに“古い”部類に入っているかもしれません。時事性を取り入れるには、日常的にSNSやメディアのトレンドを観察し、自分なりに“今の空気感”を見抜く目を養うことが必要です。流行語、人気アプリ、話題のニュース…それらがデザインにどう関係してくるかを想像することが大切です。

トレンド感とオリジナリティの共存

 

ただ流行を追うだけでは、どこかで見たような仕上がりになってしまいます。そこで求められるのが「自分らしさ」の出し方。トレンドの色味を取り入れつつ、余白の取り方で落ち着きを演出したり、流行ワードを使いながら自社の語り口に落とし込んだり。トレンド感は“借りる”ものでありながら、自分の文脈に“なじませる”ことが重要です。時代の空気を読みつつ、自分たちの立ち位置をしっかり持ったバナーは、SNS上でも信頼感につながります。

 

小さな違いが、大きな差になる

 

たとえば、ちょっとした文字の装飾や写真のトリミング、背景のグラデーションのつけ方ひとつで、視覚的な印象は大きく変わります。「何か違う」と思わせる仕掛けをいくつ積み上げられるか。そこに意識を向けることで、投稿への反応率も変わってきます。タイムラインに並んだときに埋もれないこと、スクロールする手が一瞬でも止まること。そのための“ひと工夫”を積み重ねる姿勢が、目立つバナーを生むベースになります。

 

時事性を意識したデザイン設計のヒント

 

時事性のあるデザインとは、見た目だけではなく「今伝えたいこと」がきちんと整理されているということでもあります。たとえば春なら「新生活」や「新年度」、夏なら「暑さ対策」や「夏季限定」など、シーズン性と合わせて設計されたバナーは視線を集めやすいです。逆に、年間を通して使えるような汎用的なバナーであっても、投稿時の見出しや説明文で「今」に寄せるだけで反応が変わることもあります。デザインと文章の両方で時事性を補完することが、今のSNSには欠かせない視点です。