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2025.08.19 デザインの話

イベント成功の鍵は“配るモノ”にあり!イベント用アイテム選びのポイント

イベント成功の鍵は“配るモノ”にあり!イベント用アイテム選びのポイント

 

イベント用アイテムとは?その目的と効果

 

イベントにおける「イベント用アイテム」とは、来場者や通行人に向けて無料で配布する小型のノベルティのことです。展示会、商業施設、街頭プロモーション、地域イベントなど、多くの場面で使われています。最大の目的は、自社やサービスを手軽に知ってもらうこと。パンフレットを手渡すだけでは得られないアプローチとして、ノベルティが「興味を持つきっかけ」となってくれます。
直接話せない相手とも、アイテムを通じて接点をつくれるのが大きな魅力です。

 

 

なぜ“配るモノ”で印象が決まるのか

 

イベントでは多くの企業や団体がブースを構えており、来場者にとっては情報があふれている状態です。そんな中で、手にしたアイテムが便利だったり、かわいかったり、ちょっと面白かったりすると、「この会社なんかいいな」という印象が残ります。
例えば、ただのチラシを受け取ったときよりも、ロゴ入りのポケットティッシュや除菌シートを受け取ったときの方が、印象に残りやすいのは想像しやすいはずです。つまり、配るアイテムは「見てもらえる確率」を高めるだけでなく、「好意的な記憶」を残す役割も果たしています。

 

イベント用に適した人気アイテム5選

 

配りやすく、かさばらず、もらって嬉しい。そんな観点で選ばれるアイテムの中から、特に人気のあるものを5つご紹介します。
一つ目は、ポケットティッシュ。定番ながらも実用性が高く、印刷面に会社名やQRコードを載せるだけで効果的な広告になります。
二つ目は、除菌シートやアルコールジェル。衛生意識が高まる今の時代、もらってすぐに使えるアイテムとして人気があります。
三つ目は、ウェットタオルや冷感タオル。夏のイベントでは特に喜ばれます。ロゴ入りの袋やラベルで、ブランドの印象を残しやすくなります。
四つ目は、ボールペンやメモ帳などの文房具。安価ながら長く使ってもらえるため、コスパの良いアイテムとして定評があります。
五つ目は、キャンディやガムなどの小型食品。食べて終わりではあるものの、口に入れるものだからこそ「信頼できる企業」として好印象を与える可能性があります。

 

アイテム制作時に意識したいポイント

 

イベント用アイテムは、ただ作って配るだけでは意味がありません。大切なのは、「何を伝えたいのか」を明確にすることです。
会社の名前やサービスを知ってもらいたいのか、Webへの誘導をしたいのか、または印象を良くしたいのか。
目的に合わせてデザインやメッセージ、アイテムの種類を考えることで、配布効果が大きく変わります。
また、配布時のスタッフの対応も重要です。丁寧な挨拶や軽い声かけを添えるだけで、相手の反応はぐっと変わります。
受け取った瞬間から、ブランド体験は始まっているという意識を持つことが大切です。

 

低予算でも効果を高める工夫とは

 

予算に限りがある場合でも、工夫次第で印象に残るアイテムにすることは可能です。
たとえば、単価の安いポケットティッシュでも、外装に自社の世界観やユニークなキャッチコピーを載せることで、他社との差別化が図れます。メッセージカードを添えたり、SNS投稿を促すようなQRコードを加えたりするのも効果的です。
また、あえて「数を絞って配る」戦略もあります。誰彼構わず配るのではなく、自社のターゲット層に近い人だけに配布し、より深い関係性づくりを目指すことで、少ない数量でも効果を上げることができます。

 

まとめ:記憶に残るノベルティでイベント効果を最大化

 

イベントにおけるアイテムは、企業やサービスを多くの人に知ってもらうための「きっかけづくり」の道具です。配布するもの一つひとつが、ブランドの印象を左右する要素となります。
大切なのは、相手の立場に立って「もらってうれしい」「思わず見たくなる」工夫をすること。そこに、企業の姿勢や想いが自然と伝わるのです。
全国の経営者やスタートアップの皆様も、次のイベントでは、ただ配るだけでなく“伝わる”アイテムを企画してみてはいかがでしょうか。