GRASPERS

”らしさ”を輝かせる
ブランディングデザイン会社

岐阜のデザイン会社なら

SCROLL
2026.06.03 その他

ホームページ制作のペルソナ設計|作り方とコツを徹底解説

ホームページ制作のペルソナ設計|作り方とコツを徹底解説

「ホームページを作ったのに、ターゲットに響いていない気がする」「制作メンバーごとにユーザーのイメージがバラバラになっている」「コンテンツを作っても誰にも刺さらない」——こうした悩みの多くは、ペルソナ設計が不十分なまま制作を進めたことが根本原因です。

ペルソナとは、ホームページに訪問してくる典型的なユーザーを一人の具体的な人物として描いたものです。ペルソナが明確になることで、デザイン・コンテンツ・導線設計のすべてに一貫性が生まれ、「この人のためのサイトだ」とユーザーに感じてもらえるホームページが完成します。

この記事では、ペルソナの定義・ターゲットとの違い・作り方3ステップ・すぐ使えるテンプレート・成功させる7つのコツ・カスタマージャーニーとの連携方法まで体系的に解説します。ホームページ制作で成果を出すためにペルソナ設計を最初のステップとして取り組んでください。

目次

ホームページ制作におけるペルソナとは

まずはペルソナの基本的な定義と目的を整理します。

ペルソナ設計の定義|ユーザーを具体化すること

ペルソナとは、商品・サービスを利用する典型的なユーザー像を一人の架空の人物として具体化したものです。名前・年齢・職業・居住地・家族構成・趣味・悩み・情報収集の方法まで、実在するかのような詳細な人物像を設定します。

Web制作におけるペルソナ設計とは、ホームページを訪問してくる典型的なユーザー像の作成を意味します。ペルソナを作るゴールは「制作に携わる全員が同じ人物を明確にイメージできる状態にすること」です。

ペルソナとターゲットの違い

ペルソナとターゲットは似ていますが、ターゲットが「属性を共有する集団」であるのに対し、ペルソナは「一人の人格を持つ個人」である点が根本的な違いです。

ターゲットは「30〜40代・女性・会社員」のような属性の集合であり、人によって思い描く人物像が異なります。一方、ペルソナは「田中真由美・35歳・東京在住・マーケティング担当・1歳の子どもを持つ時短勤務の会社員」のように具体性が高く、誰が見ても同じ人物を想像できます。

「誰もが同じ人物をイメージできるレベルまで設定を作り上げるのがペルソナ設計」と覚えておきましょう。

ホームページ制作でペルソナ設計を行う目的

ホームページ制作でペルソナ設計を行う目的は3つあります。ユーザーニーズに沿ったコンテンツ作成・制作メンバー間の共通認識の醸成・訴求方法の明確化です。

ペルソナを作る過程でのリサーチにより、ユーザーがサイトを訪れる際の具体的な悩み・情報収集の方法・アクションを起こすきっかけが明確になります。これをもとにどのようなキーワードで集客するか・どんなコンテンツを提供すればユーザーが満足するかが自然と見えてきます。

ホームページ制作でペルソナ設計が重要な3つの理由

なぜペルソナ設計がホームページ制作に不可欠なのかを3つの観点から解説します。

ユーザー目線でコンテンツ設計ができる

ペルソナが明確であると、ユーザーが何に悩みどんな情報を求めているかを起点にコンテンツを設計できます。「企業が伝えたいこと」ではなく「ユーザーが知りたいこと」を優先したコンテンツが、アクセス数とコンバージョン率の双方を高めます。

ペルソナの情報収集の傾向を把握することで、どのタイミングでどのキーワードで検索するかも予測でき、SEO設計の精度も上がります。

具体的な訴求方法をイメージできる

ペルソナが「30代・独身・IT企業勤務・スマートフォンで情報収集」という像を持っていれば、モバイルファーストのデザイン・SNS連携・短い文章で要点を伝えるコピーが適切だと判断できます。どのようなタイトルがクリックされやすいか・どんな言葉が心に響くかを具体的にイメージできることがペルソナ設計の最大の実務的価値です。

競合との差別化においても、自社が勝てるポジションを見つける基準としてペルソナが機能します。

制作担当者間で共通認識を持てる

ホームページ制作にはディレクター・デザイナー・コピーライター・SEO担当など複数のメンバーが関わります。それぞれが想定するユーザー像が異なると、サイト全体に統一感がなくなり「誰に向けたのかわからないサイト」が完成してしまいます。ペルソナという共通のユーザー像を持つことで、全員が「この人のためのサイト」という明確な軸でそれぞれの作業を進められます。

ホームページ制作におけるペルソナの作り方3ステップ

実際にペルソナを作成するための3ステップを解説します。

ステップ1:ペルソナ設計に必要な項目を洗い出す

最初にどのような項目でペルソナを設定するかを決めます。設定する項目は「基本属性」「行動の傾向」「内面の傾向」「情報収集の傾向」の4つの次元で考えることがポイントです。特に情報収集の傾向はWebサイトとユーザーのタッチポイントを探る軸になるため最も重要な項目です。

BtoCサイトで設定すべき項目例

BtoCサイトでは購入の意思決定がペルソナ本人で完結することが多いため、プライベートに近い情報が重要になります。趣味・家族構成・よく使うSNS・よくある購入動機などを含めた個人の生活に根ざした項目が成果につながるペルソナを作ります。

BtoCサイトの主な設定項目は以下のとおりです。

・氏名・年齢・性別・居住地・職業・家族構成・年収
・性格・趣味・興味関心・よくお金を使う分野
・最近の悩みや心配事・よくある購入動機
・主に使用するデバイス・よく使うアプリ・SNS・通販サイト

BtoBサイトで設定すべき項目例

BtoBサイトでは閲覧しているユーザーに決裁権があるとは限りません。購買プロセスが複数人に関わるBtoBでは「会社のペルソナ」と「担当者のペルソナ」を別々に設定することが必要です。

会社のペルソナには業種・企業規模・経営方針・現在の課題などを、担当者のペルソナには所属部署・役職・業務上の目標・悩み・情報収集ツールなどを設定します。「決裁者やメンバーを納得させるためにペルソナが必要とする情報はなにか」を深く掘り下げる項目を意識しましょう。

ステップ2:各項目について情報収集を行う

項目が決まったら、客観的なデータに基づいて各項目を埋めていきます。担当者の主観や思い込みではなく、実際のデータに基づくことがペルソナの精度を高める最重要原則です。

既存ユーザーへのインタビュー

顧客へのインタビューはペルソナ設計において最も価値の高い情報源です。「自社の商品・サービスを知ったきっかけ」「なぜ自社を選んだか」「満足している点・不満な点」という4点を中心に質問することで、実際の購買動機と意思決定プロセスが把握できます。インタビューは3〜5名でも十分に有益なインサイトが得られます。

アクセス解析・競合調査からの情報収集

Googleアナリティクス(GA4)でユーザーの年齢・性別・地域・デバイス・行動パターンを確認します。Search Consoleで流入キーワードを分析すると、ユーザーがどんな課題を持って訪問しているかが見えてきます。既存サイトのアクセス解析データはペルソナ設計の最も信頼性の高い根拠になります。口コミサイトやSNSの投稿もユーザーの生の声として有効なインプットになります。

ステップ3:情報を分析し1人の人物像にまとめ上げる

収集した情報をもとにペルソナを一人の人物として文書化します。「実際の既存顧客にいそうな人物」を描くことがペルソナを使える形にまとめる最大のポイントです。

作成後は制作メンバー全員で共有し、誰が見ても同じ人物をイメージできるかを確認します。日頃から顧客と接している営業担当者からの意見を取り入れることで、よりリアリティのあるペルソナへブラッシュアップできます。

ペルソナに近い人物の顔写真・ファッション・インテリア・趣味を表す写真を用意するとイメージが鮮明になります。さらにペルソナの日常をストーリーとして描くことで、後のカスタマージャーニーマップ作成がスムーズになります。

すぐ使えるホームページ制作のペルソナ設計テンプレート

実際にペルソナを作成する際に使えるテンプレートを紹介します。

BtoC向けペルソナテンプレート

項目設定内容(例)
氏名田中真由美
年齢・性別35歳・女性
居住地愛知県名古屋市
職業・役職食品メーカー勤務・マーケティング担当
家族構成夫(37歳)・子ども(1歳)
年収350万円程度(時短勤務中)
性格慎重派・調べてから行動する・コスパを重視する
趣味・関心料理・子育て情報収集・ふるさと納税
最近の悩み育児と仕事の両立・復職後のキャリアへの不安
主なデバイススマートフォン(iPhone)・平日夜と休日に利用
よく使うSNSInstagram・Pinterest(情報収集・保存)
購買動機口コミ・レビューを重視・実績のある信頼できるサービスを好む

自社のサービスに関係しない項目は省略し、自社サイトに合った最適な項目を設定してください。

BtoB向けペルソナテンプレート

BtoBでは会社のペルソナと担当者のペルソナを別々に設定します。担当者ペルソナの主な設定項目は以下のとおりです。

・氏名・年齢・性格
・所属部署・役職・勤務年数
・業務内容・役割・得意な業務・苦手な業務
・業務で達成したい目標・業務での悩み
・最近の関心事・よく使う情報収集ツール

会社のペルソナには「業種・業界・企業規模・人員構成・経営方針・現在の課題」などを設定します。BtoBペルソナは「課題の粒度」を細かく設定することが重要で、「Webマーケティングに悩んでいる」ではなく「CVRに悩んでいる」というレベルまで具体化することで訴求が格段に精度を増します。

ペルソナ設計を成功させる7つのコツ・注意点

ペルソナ設計で失敗しないための重要なコツと注意点を解説します。

実在しそうな人物像を意識する

ペルソナは「企業にとっての理想の顧客像」ではありません。「既存顧客の中に実際にいそうな人物」を描くことがペルソナを機能させる最重要条件です。現実からかけ離れた理想的な人物を描いても、実際のユーザーとのズレが生じてコンテンツも施策も的外れになってしまいます。

主観や思い込みを排除する

ペルソナ設計では「性格」や「悩み」といった抽象的な項目も設定するため、担当者の主観やバイアスが入りやすくなります。特に「自社の商品・サービスを知っている」という前提でペルソナを設定してしまうのはよくある失敗パターンです。すべての設定項目に客観的なデータを根拠として持たせることが主観排除の基本です。ペルソナの設定は複数人で行うか、ペルソナに近い人物が社内にいればその人に確認してもらうことが有効です。

動機や意思決定プロセスに着目する

ペルソナの属性情報だけでなく、「どこで商品・サービスを認知するか」「なぜWebサイトを訪問するか」「サイト閲覧後に次にどうするか」という意思決定プロセスまで設定することが重要です。意思決定プロセスが把握できると、どのような情報をどの順番で提供すればコンバージョンへ誘導できるかが見えてきます。

競合調査も併せて実施する

ペルソナを設定する際は競合サイトのコンテンツ・訴求方法・デザインも確認します。競合がどのようなユーザーにどんな訴求をしているかを把握することで、競合が対応できていないユーザーのニーズや差別化できるポジションが見えてきます。競合調査なしにゼロからPDCAを回すと時間も費用も浪費することになります。

サブのペルソナ設計も検討する

対象とするユーザー像が複数考えられる場合は、メインのペルソナに加えてサブのペルソナも設定します。BtoBサイトで担当者と決裁者が異なる場合・住宅など高額商品で複数人が意思決定に関わる場合は、それぞれに対応したペルソナが必要です。ただしペルソナを増やしすぎるとサイトの方向性がぼやけるため、メインペルソナを軸に施策を設計し、サブペルソナは補完的に活用することが基本です。

コンテンツごとにペルソナが変わる可能性を理解する

コーポレートサイトでは採用ページ・サービス紹介ページ・ブログ記事などページの目的が異なります。ページや施策の目的によってメインのペルソナが変わることを理解したうえで、各コンテンツに合ったペルソナを意識した設計が重要です。サイト全体のメインペルソナを定めながら、ページ別のサブペルソナを柔軟に設定することで精度の高いコンテンツ設計が実現します。

定期的にペルソナを見直す

ペルソナは設定したら終わりではありません。時代の変化・市場環境の変化・顧客層の変化に合わせてペルソナを定期的に見直すことが、ホームページの成果を維持する重要な運用習慣です。コンバージョン率が低下している・想定した売上を達成できていない・新サービスをリリースした場合は早急に見直しを検討しましょう。

ペルソナ設計と併用したいカスタマージャーニーマップ

ペルソナ設計の次のステップとして、カスタマージャーニーマップの策定が有効です。ペルソナが「誰か」を定義するものであるとすれば、カスタマージャーニーマップは「その人がどう動くか」を可視化するものです。2つを組み合わせることで、ユーザーの全体像と行動プロセスの両方が把握できます。

カスタマージャーニーマップとは

カスタマージャーニーマップとは、顧客が商品・サービスを認知してから購入・成約に至るまでのプロセスを「旅(ジャーニー)」にたとえてマップ化したものです。横軸に「認知→情報収集→検討→体験・購入→購入後」というフェーズ、縦軸に「タッチポイント・行動・思考・感情・課題」を配置して顧客体験全体を可視化します。

カスタマージャーニーマップの重要な点は、タッチポイントや行動だけでなく、その時々のユーザーの「感情」や「思考」まで捉えようとすることです。「なぜそのフェーズで離脱するのか」「どの瞬間に購入意欲が高まるのか」という内面の動きを可視化することが、効果的な施策設計につながります。

たとえばあるユーザーが「同僚に悩みを相談した翌日の通勤中にスマホで検索し、比較サイトを経由して自社サイトに初めて訪問した」という流れまで描けると、そのタイミングに合ったコンテンツ・デザイン・CTAの配置が見えてきます。

カスタマージャーニーマップを策定するメリット

カスタマージャーニーマップを策定することで以下のメリットが得られます。ユーザー視点に立った顧客体験の提供・課題の優先度付け・チームメンバー間での課題共有・適切なKPI設定・質の高いリード獲得の5つが代表的なメリットです。各フェーズでのユーザーとのタッチポイントと必要なコンテンツが明確になることで、受注につながる施策設計の精度が大幅に向上します。

加えて、カスタマージャーニーマップは制作チーム全体の「共通の地図」として機能します。ディレクター・デザイナー・コピーライターが同じジャーニーマップを見ることで、「このページはユーザーが比較検討フェーズで閲覧するから、価格と競合優位性を前面に出すべき」という判断が全員で共有できます。

結果として、ページごとの役割が明確になり、無駄なページを作らず必要なページに集中して工数を投下できる効率的な制作が実現します。

ペルソナ設計とカスタマージャーニーの連携方法

カスタマージャーニーマップはペルソナを主役として描きます。ターゲットしか設定していない場合は「タッチポイントはSNS」程度の表現しかできませんが、詳細なペルソナが設定されていると「タッチポイントはInstagram。好きなインフルエンサーが使用感を紹介しており興味を持った」というレベルまで具体化できます。質の高いペルソナ設計が精度の高いカスタマージャーニーマップを生み出し、ひいては成果の上がるホームページ制作につながります。

連携の具体的な手順としては、まずペルソナのストーリーを文章で描き、そこからタッチポイント・行動・感情を抽出してマップに落とし込む流れが効果的です。ペルソナの「よく使うSNS」「情報収集のタイミング」「悩みのきっかけ」といった設定項目が、カスタマージャーニーの各セルを埋める素材に直接なります。

たとえば先ほどのBtoCペルソナの例(35歳・時短勤務の女性・子ども1歳)であれば、「子どもが寝た夜22時頃にスマホでInstagramを見ながら悩みを検索し始め、フォロー中のアカウントが紹介していたサービスに興味を持ち、週末にPCで詳しく調べて口コミを確認し、月曜日に問い合わせフォームを送信する」というジャーニーが描けます。このジャーニーからは「夜間のスマホ閲覧に最適なUIが必要」「口コミ・事例ページが検討を後押しする」「問い合わせフォームはPC・スマホ両方で使いやすくする必要がある」という具体的な設計方針が生まれます。

「ペルソナは時代遅れ」と言われる理由と現代の対策

近年「ペルソナは時代遅れだ」という声が一部で聞かれます。その背景を正確に理解したうえで、現代に合ったペルソナの活用方法を解説します。

ペルソナが時代遅れと言われる背景

ペルソナが時代遅れと言われる主な理由は3つあります。まず、ユーザーの多様化・個人差の拡大により一人の人物像では現実のユーザー全体を代表できなくなっていること。次に、属性ベースの設定だけでは実際の購買行動の予測精度が低いこと。そして、データドリブンなパーソナライゼーションが普及し、一律のペルソナ設計よりリアルタイムデータの方が有効な場面が増えてきていることです。ただしペルソナが不要になったのではなく、ペルソナの「作り方と使い方」をアップデートする必要があるという解釈が正確です。

もう一つよく指摘される問題として、ペルソナが「属性の羅列で終わってしまい、実際の施策に使われない」という運用上の課題があります。年齢・職業・趣味を並べただけのペルソナは完成した瞬間に引き出しにしまわれ、実際のコンテンツ設計やデザイン判断に活用されないケースが非常に多いです。ペルソナを「作ること」ではなく「使い続けること」に価値があるという視点の転換が現代のペルソナ活用において最も重要です。

批判の声はペルソナという概念そのものへの否定ではなく、「属性情報の羅列に留まる旧来のペルソナ設計」への批判です。実在感があり行動のストーリーまで描かれたペルソナは、今もホームページ制作における最も有効な設計ツールの一つです。

購入・成約までのストーリー設計の重要性

現代に求められるのは、属性情報の羅列にとどまらず「ペルソナが購買に至るストーリー」まで設計することです。「ペルソナはどんな状況で課題に気づき・どこで情報を収集し・何が決め手になって購入したか」というストーリーがあることで、施策のPDCAを回しやすくなります。カスタマージャーニーマップと連携させてペルソナを「動く人物」として描くことが、現代のペルソナ活用の本質です。

ストーリー設計でとくに意識すべきは「きっかけの瞬間」と「決断の瞬間」の2点です。「なぜその日・そのタイミングで検索を始めたのか」というきっかけを把握することで、どのチャネル・どのコンテンツで最初の接点を作るべきかが決まります。「何が最後の一押しになって問い合わせボタンを押したのか」という決断の瞬間を把握することで、CTAの文言・信頼要素の配置・フォームの使いやすさといったコンバージョン設計が具体化します。

さらにストーリーを社内で共有することで、営業・マーケティング・制作の各担当者が「同じユーザー像を見て同じ方向に動く」状態が実現します。ペルソナのストーリーが社内の共通言語になったとき、ホームページ制作は「作業」ではなく「そのユーザーのための体験設計」へと昇華します。

ホームページ制作におけるペルソナ設計の成功事例

ペルソナ設計を活用して成果が改善した典型的なパターンを紹介します。

BtoCサイトでの活用事例

ある美容系ECサイトでは、「すべての年代の女性に訴求する」というスタンスでコンテンツを作成していたが成果につながらない状態が続いていました。ペルソナを「35歳・共働き・子ども2人・スキンケアにこだわりたいが時間がない」という具体的な人物像に定め直し、ペルソナが抱える課題に直接応えるコンテンツに刷新しました。「自分のためのサイトだ」という共感が生まれたことで、直帰率の低下と問い合わせ数の増加が同時に実現しました。

BtoBサイトでの活用事例

あるITサービス会社のホームページでは、決裁者(社長・役員)向けの訴求と担当者(情報システム部・マーケティング部)向けの訴求が混在し、誰にも深く刺さらないサイトになっていました。「担当者ペルソナ」と「決裁者ペルソナ」を別々に設定し、それぞれに必要な情報と訴求を専用ページで対応する設計に変更しました。担当者が決裁者に稟議を通すために必要な情報を整理して提供したことで、問い合わせから成約までのリードタイムが短縮された事例です。

ホームページ制作のペルソナに関するよくある質問

ペルソナ設計でよく寄せられる疑問に答えます。

ペルソナは何人設定すれば良いですか?

基本的にはメインのペルソナを1人設定することから始めます。対象ユーザーが複数考えられる場合や、BtoBで担当者と決裁者が異なる場合はサブペルソナを1〜2人追加することを検討します。ただしペルソナを増やしすぎるとサイトの方向性がぼやけるため、メインペルソナを中心に施策を考えることが基本です。

ペルソナ設計にはどのくらいの期間と費用がかかりますか?

自社で行う場合、情報収集から完成まで2週間〜1カ月程度が一般的な目安です。既存の顧客データがあれば期間は短縮でき、顧客インタビューを含める場合はさらに時間が必要になります。Web制作会社に依頼する場合はペルソナ設計からカスタマージャーニーマップ策定まで含めて数十万円〜150万円程度が相場です。

ペルソナ設計でよくある失敗は何ですか?

最も多い失敗は、客観的なデータではなく主観や思い込みでペルソナを作ってしまうことです。「自社の商品を既に知っている」という前提で設定したり、理想の顧客像を描いたりすると、実際のユーザーとかけ離れたペルソナになります。情報を詰め込みすぎて現実離れした人物像になるケースや、抽象的すぎてメンバー間で認識がズレるケースも見られます。

ペルソナはどのくらいの頻度で見直すべきですか?

年に1〜2回の定期的な見直しを推奨します。売上目標を達成できていない・コンバージョン率が低下している・顧客層に変化が見られる・新サービスをリリースした場合は、定期見直しのタイミングを待たず即座にペルソナを再検証することが必要です。

ペルソナ設計の効果はどう測定すれば良いですか?

ペルソナ設計の効果は設定したKPIの改善度合いで測定します。コンバージョン率・リード獲得数・直帰率・滞在時間などをペルソナ設計前後で比較します。ペルソナをもとに作成したコンテンツの閲覧数・エンゲージメント率・広告のクリック率も効果測定の指標になり、カスタマージャーニーマップと連携させることで各フェーズでの改善度合いも確認できます。

まとめ|ホームページ制作はペルソナ設計から始めよう

ホームページ制作のペルソナ設計について体系的に解説してきました。最後に要点を整理します。

ペルソナとは「誰もが同じ人物をイメージできるレベルまで具体化されたユーザー像」です。ターゲットが属性の集合であるのに対し、ペルソナは人格を持つ一人の個人である点が本質的な違いです。

ペルソナ設計の3ステップは「必要な項目の洗い出し→客観データに基づく情報収集→一人の人物像へのまとめ上げ」です。特に情報収集においては主観と思い込みを排除し客観的なデータに基づくことが精度の高いペルソナを作る最重要条件です。

成果につながるペルソナは定期的な見直しによって常に最新の状態に保ち、カスタマージャーニーマップと連携させることで「ユーザーが購買に至るストーリー」まで設計することが現代のペルソナ活用の本質です。

ホームページ制作はペルソナ設計から始めることで、デザイン・コンテンツ・導線設計のすべてに一貫性が生まれ成果につながるサイトが実現します。

東海・岐阜でホームページ制作のペルソナ設計から始めるならGRASPERS

「ペルソナをどう設定すればよいかわからない」「制作会社に依頼したいがどんな情報を伝えればいいか整理できていない」「現在のサイトが誰にも刺さっていない気がする」とお感じであれば、ぜひGRASPERSにご相談ください。

GRASPERSは、岐阜・東海エリアを中心にペルソナ設計・コンセプト策定からホームページ制作・SEO対策・運用支援まで一体で対応しています。ビジネス目標・ターゲット・競合環境を整理したうえで、成果につながるサイト設計を提案します。「まずはペルソナの考え方について相談したい」「費用感だけ確認したい」というご相談も大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。